心理カウンセリングの技法のひとつに“解決志向アプローチ”というものがあります
「なぜこうなったのか」という、問題の原因追及にはこだわりすぎず
「未来の解決像を構築していく」というところに特徴があります
その中心哲学は以下のようなシンプルなものです
①うまくやっているのなら、変えようとしないこと
②もし一度やってうまくいったのであれば、またそれをすること
③もしうまくいっていないのであれば、何でもいいから違うことをしてみること
これら3つの原則は
シンプルではありますが、具体的な行動変化を導くのに有効とされています。
人は、気持ちを理解されている状態の中でこそ
これまでと違うやり方をしてみようという柔軟性や勇気が湧いてくるものなので、
苦しい状態の中で理解者がいるということは
新しい変化のために欠かせません
同時に、以上のような原則を知っておくと
問題解決のために、次に取ってみるべき行動を
自分の中で絞りやすくなって
なかなか効果的です
考えても考えても行き詰るようなときは
上記のような視点から、考えをほぐしてみて下さい
心理士 清見(きよみ)