相談するのは勇気のいることと思います。ご自身の言葉でお話しいただければ嬉しく思います。

薬に頼らない方法をお探しの方

こころの不具合から出る身体の不調として、不眠や倦怠感、食欲の無さなどがあります。
また気力が出ない、集中力が保てない、焦燥感で苦しいなどの症状に対しては薬が用いられることが多いでしょう。

一方で、薬に頼らずに努力をしたい方、「症状の手前にあるものを考えたい方」の相談をしっかりと受け止めて、一緒に考えます。

たとえば生活の習慣を振り返る事、食習慣、運動習慣も含めて。
これまで身につけてきた対人関係の取り方、喪失や痛みが影響するありよう。
成功体験と失敗体験がもたらしたこと・・・

カウンセリング(心理療法)ではこのようなことについて語っていただくことになります。
その人がその人らしくお話いただければ良く、自分をより明確に意識するようになるでしょう。その積み重ねがくつろぎを生み、「この自分でなんとかなりそうである」と見通しが持てるようになり、自分らしさを受け入れて、外の世界にもつながりが持てるように目指していきます。


働く人の悩みや困りごと

仕事を持つ人が日常働く職場では、通常の人間関係に加え、仕事の量が多すぎたり(過重労働)、上司や同僚、異性に圧迫を加えられたり(各種のハラスメント)、異動などで不慣れな仕事、不得意な仕事をすることになったりと、さまざまに心や身体の不調の原因になる出来事があります。

一方で多くの企業や団体が今、不調をきたす前に相談ができるように、回復できるように、そしてこれから落ち着いて仕事をしていけるようにEAPと呼ばれる仕組みを持っています。
*EAPは、ピンチの時に利用できる保険のような仕組みで、社員が無料(年間5回が多い)でカウンセリングが受けられるように会社や団体側が用意をしています。残念なことに、あまり知られていない仕組みです。

当オフィスではEAP専門企業5社と契約があり、働く人の不調についてのご相談の経験を積み重ねてきています。
また、EAPの対象でない方(自営の方や医療従事の方など)は、自費で相談に来られています。

これらの経験を活かして、働く人が職場で出会う特有の困りごとについてしっかりと理解してご本人がどうしていったら良いかをともに考えていきます。

*EAPとはEmployee Assistant Programの略で、翻訳すると従業員支援プログラムです。
多くは共済組合や健康保険組合がEAP専門企業と契約をしています。またご本人だけでなく、ご家族も対象となる場合がございます。提携カウンセリングルームで話されたプライベートな情報は、秘密保持が守られますので、安心してご利用いただけます。

EAPの詳細やお申込みは、お勤めの会社、各種団体の窓口やホームページ、配布されたリーフレットなどをご確認ください。


人間関係の悩みや困りごと

私たちは、家族(夫婦、親子、兄弟姉妹、義父母など)、職場(上司、同僚、部下など)、学校(先生、友人、先輩後輩など)などさまざまな人間関係の中で暮らしています。その身近な人間関係は、よいときは私たちを支えてくれますが、うまく行かないときには私たちを深く傷つけ、悩ませ、落ち込ませます。

人間関係の悩みの難しいところは、その悩みは本人以外にはわかりにくいというところです。また、身近な人には相談しにくいということも起きてきます。

当オフィスで面接を担当するのは、訓練を受けた専門家です。秘密を守ることを約束した上で、苦しい話でも重たい話でもしっかりと受け止めます。そして、これからどうしていったらいいかを、あなたと一緒に粘り強く考えます。


夫婦関係の困りごと

新しく、夫婦関係改善を両者で目指すカウンセリング枠を作りました。
夫側、妻側にそれぞれの言い分がある事を前提に、初回は90分間の時間設定です。
2回目以降は、60分間の設定です。

初回のモデルとしては、夫側と妻側からそれぞれに30分間話を伺い、残りの30分は夫婦の話を伺います。それぞれの言い分を整理して、何がすれ違っているのかを明らかにします。
また、初回には『じぶんトリセツノート』をそれぞれにお渡しします。
記入する事で、自分が何を大切にしたいと思うのかについて自己理解を深める手助けとなります。

2回目以降は、夫婦一緒にカウンセリングするか、あるいは夫側・妻側に担当心理士を設けてカウンセリングを受けて頂き、ご自分の気持ちに気付いてから、
のちに夫婦でカウンセリングを受けるという事をお勧めする場合もあります。

夫婦は互いの関係が悪くなると、相手への否定的な感情が主になり、嫌なエピソードばかりが心の中を占める事があります。相手への肯定的な感情も良いエピソードも全く無かったかのような心の状態は、柔軟性が無く不健康と言えるでしょう。

このような場合は、心理士が第3者として介入して、状況の整理をしながら感情のもつれをほどいていくカウンセリングが有効です。
夫婦の始まりは互いを特別な人であると認めた関係だからこそ、落胆や怒りで複雑にもつれるのだと考えられます。

また、方向性は夫婦関係改善を目指すとしても、自分と相手に向き合った結果、夫婦関係にピリオドを打つ可能性もあります。しかし、各自が取り組んだプロセスへの納得感があると、その後の関係に良い影響があると思われます。
秘密厳守の静かな場所でカウンセリングに取り組む事をお勧めします。


Counseling for foreigners

(English-speaking people)

1:Foreign residents in Fukuoka

In 2024, the number of the foreigners living in Fukuoka has reached over 51,000.
Living in the unfamiliar culture is likely to bring them the stress in the daily basis. In addition to it, if the support network is very limited, they tend to feel isolated and their mental situation could be got worse.

2:Questions of the mental state to the foreign residents

Do you have any of the following symptoms?
Feel down/depressed more easily and less interested in the daily life
Have more pessimistic view toward your life and the future
Feel isolated and stress toward the relationship in the family, school or job

If there is the symptom apply to you, please contact us.

3:Fukuoka Clinical Psychology Office

Our counseling office locates very near Hakata Station.

Hours of Operation / Access
Counseling is available every Wednesday from 14:00 to 18:00.
The fee of the one session for 50 minutes is 11,000 yen.
The service is provided by the clinical psychologist who has the Ph.D background and experience of counseling for the foreign residents, their families and coworkers in Fukuoka for 14 years.
Referral service is also available. Based on the consultation, we can make a referral to the medical institution for the treatment.
The Japanese people working with the foreign residents in the job situation is also eligible.


大人の発達障害

近年、「大人の発達障害」と呼ばれる難しさを抱えた人のことが話題にあがることが増えてきました。これは、人と感じ方や行動の仕方がどこか違っていたり、得意なことと苦手なことの差がとても大きかったり、そのために生き辛くなったりして、普段の生活にも支障をきたしている人たちのことを指しています。
当オフィスでは、「発達障害」あるいは「発達障害があるとまで言えないが、グレーゾーン」の大人の方の社会適応と成長をサポートいたします。

専門的な検査による客観的な見立てを元に、その方がいま居る場所(職場、学校、家庭)で適応していけるよう社会スキル(社会適応技能)の習得をお手伝いし、どのような工夫をしたら落ち着いて生きていけるのかについて、ご本人と一緒に考えていきます。

以下は大人の発達障害に見られがちな特有の困り方です。

  • 他者の気持ちを理解するのが苦手なためコミュニケーション上のズレが生じてしまう。(空気を読めずに思ったことをすぐに口にしてしまうタイプ。あるいは何をどう言えばよいか分からず、ずっと黙ったままになってしまうタイプ等)
  • 職場でほうれんそう(報告、連絡、相談)のコツが分からず、うまく出来ない。
  • ひとつの仕事に没頭しすぎて、全体を見れない。
  • 話し出すと、話が枝葉の部分にどんどんひろがってしまい、まとまらなくなってしまう。
  • 断ることができず、仕事上のトラブルや金銭的なトラブルになってしまう。
  • 大学生などの場合、単位の履修計画がひとりで立てられない。etc・・・
  • 仕事や余暇などで思いついてすぐに行動するが挫折する。
  • 気が散りやすく集中できない。
  • うっかりミスや忘れてしまうことが非常に多い。
  • 落ち着きがない、退屈に耐えられない。浪費癖などにつながることもある。
  • 片づけ下手、置きっぱなし、脱ぎっぱなし。
  • 段取り良く家事や仕事ができない。
  • 計画が立てられない。
  • 物事への取り組みが遅く、先延ばし先延ばししてしまう。
  • 一度に複数のことができない。etc・・・

心理検査の実施

検査は、カウンセリングの経過の中で、目的に沿ってお勧めをしています。
直接心理検査を受けてみたい方は、電話でお問い合わせください。
検査実施のため予約をして来所する必要がある検査(知能テスト WAIS,WISC)や、カウンセリングの日に実施する検査があります。
欲求場面耐性テスト、STAI,SCT、バウムテスト・風景構成法の描画テスト)
心理検査は、もともと多くの人のサンプルを統計により標準化したものです。ほかの人と比較して「自分の特性や性格傾向を知ること」が出来るのが利点です。

各種心理検査は、組み合わせにより料金が変わります。


その他

その他、不登校や「ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)」「ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)」のご相談を承っております。
お問い合わせだけでも構いません、気になる事がございましたらご連絡くださいませ。

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