少し大雑把な説明ですが、
「自分ならこの行動をきっとやることができる」という確信のような感覚のことを
自己効力感と言います。
自転車に乗ることのできる人が、
当たり前のように「自分は自転車に乗ることが出来る」と確信している状態を、
自己効力感が高い状態と言い、
自転車の乗れない人が、
「自分は自転車にとても乗れない」と感じている状態を
自己効力感が低い状態と言います。
自己効力感(やれるんじゃないかという感覚)があるかどうかは、
人がある行動を実際に起こす
どうにかに大きな影響を与えます。
「できるんじゃないか?!」と思えば行動を起こしますが、
「できる訳がない」と思っていればなかなか行動には移れないものです。
自己効力感が持てる行動においては、
人は初めてのことでもチャレンジしたり、
リラックスして行うのでうまく行きやすい、
さらにそのうまく行ったことによって、
ますます自己効力感が高まるという好循環が
起こって行きやすいと言われています。
では自己効力感を高めるにはどうしたらよいでしょうか?
次回にはそれについて触れたいと思います。
(心理士 清見)