「圧が強い」ことの意味

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
10月に入って、本格的な秋の訪れを感じる日が増えました。
例年よりもイベントなどが減って寂しい気もしますが、秋ならではの恵みを満喫したいですね。

さて、今回のテーマは「“圧が強い”ことの意味」です。


私達はコロナ禍でリモートを活用したり、“ステイホーム”であまり多くの人と会わずに過ごす生活を経験しました。
その中で「出来るならば人と会わない方が気楽かも…」と思った人や「やはり生身の人間と関わって五感で感じないとね…」と思う人もいる事でしょう。

リモートの場面では、それぞれの人が持つ存在感やオーラ、威圧感などといった“圧”が影を潜めて、フラットに感じられるようです。
また、暗黙のうちに多数の意見に合わせる“同調圧力”も働きにくいかと思います。

しかし、当オフィスのようにカウンセリングをする際に非言語も重要な役割を果たす仕事は、リモートでは情報量が少ないとも感じました。
とは言え、生身の人間が近くにいる事で圧を感じて、「自分自身の存在をなるべく小さくしていよう」と感じる方もいますので、私達の仕事はそこにも配慮する必要があります。


■“圧”が強い人との付き合い方

 

そんな事に思いを巡らせている中で、友人と久しぶりに会う機会がありました。
五感で感じながらのお喋りややり取りはとても楽しく、あっという間に時間が過ぎました。
そして、その友人が持つ雰囲気やオーラなどの“圧”は、私にとっては心地良いものであると感じました。
と同時に、自分にとって不快な“圧”を感じさせる相手とは、疎遠になっていくのかもしれない…と思いました。不快と感じる“圧”には、相手の非言語のメッセージが含まれているようです。

人は大人になる過程で、相手に対する気配りなどを身に着けていくと同時に、相手に対しての“圧”をコントロールする能力が洗練されていくのかもしれません。
例えば、相手の話を聞かない人などが圧の強い人の代表でしょうか?
どんな風にメッセージを受けとるかというと「おまえなんか、大人しくそこに居れば良いんだ!」 でしょうか?

そうだとすれば、プライベートでは不快な圧を感じる相手とは適度な距離を保つようあなた自身が選ぶことが出来ます。
一方で、ライブハウスでお気に入りのバンドの演奏を聴くときは、良い意味の“圧”を味わっているのかもしれません…。

これから先、リモートで出来る事と生身で経験する事のバランスはあれこれと考え続けていくことになりそうです。

 

(臨床心理士 調)

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