カウンセラーの役割~オフィス開設10周年を迎えて~-福岡臨床心理オフィスの臨床心理士によるブログ-

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
桜の淡い桃色が目を楽しませてくれたのも束の間、美しい緑の葉が青空に映える時期となりました。
公園の横を歩くと、時折“初夏の香り”を感じることもあります。これから訪れる新緑の季節を想い、大きく息を吸い込みました。

さて、毎回“こころ”に関することをテーマに臨床心理士の立場からお届けしている当ブログですが、今回は当オフィスが開設10周年を迎えるにあたって「カウンセラーの役割」について改めて感じたことを綴りたいと思います。

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カウンセラーの役割について

福岡臨床心理オフィスは、今年で開設10周年を迎えました。博多駅近くにあるビルで開所して以来、これまでに数多くのクライアントさんとお会いし、こころの在り方や生き辛さ、日常の困りごとなどについてお話を聞いてきました。

オフィスを開設してから10年が経ち、今後オフィスでお受けするクライアントさんの相談に対して、どのような“意味のある出会い”にしていきたいかを考えました。

私が思う“カウンセラーの役割”とは、クライアントさんが自分自身を観察しながら、自分のこころと身体の様子を話す…つまり、クライアントさんが“自分のこころ”と対話するための場を作ると同時に応援をする存在である、ということです。
カウンセラーは聞き手であり、クライアントさんのこころの動きを言語化する触媒だと思っています。

クライアントさんが自分自身のこころと対話することで、そうした作業ができた安堵感を持てることが望ましいと考えています。
そのためにも、オフィスはクライアントさんが安心して話をできる環境を提供しなければならない、というのが私の想いです。

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社会人のクライアントさんに対するカウンセリング

ところで、当オフィスに来所されるクライアントさんは、社会人の方が大半を占めています。そういった方々の悩みは、集団の中で「自分の能力に自信がもてない」「やりにくい人がいる」「上手くいかず疲れてしまう…」というものが中心です。
所属している仕事場の組織がたとえ大きくても、日々関わる人間は3人~7人程度の小グループである場合が多いでしょう。

カウンセリングでは、その小さなグループの中でどういった人間関係を築くのかを、クライアントさん自身の性格のみから見るというよりも、クライアントさんと先輩、あるいは後輩、そして上司との関係、さらにはその小グループの中でどのような空気が流れているのか、などを話し合うことが多いと思います。

「自分が悪いのか?相手が悪いのか?」。それは単純な話ではありません。
カウンセリングを通して、程よいバランスはどのあたりなのかを話し合っていきます。

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カウンセリングを検討するのは、どんな時?

最近は、心理カウンセリングを受けることへの抵抗感が大分薄れてきたように思えます。しかし、自分のこころがどのような状態になった時にカウンセリングを受けた方が良いのか分からない人も多いと思います。

たとえば「この自分はまずい」「今の自分を変えたい」「人生の危機だ」「人間関係の作り方が難しい」といったこころの声が聞こえたら、カウンセリングを検討しましょう。

“良く生きる”とは何なのかと思考を巡らせながら、クライアントさんと一緒に考えていく場をこのオフィスで提供できれば良いな、と思っています。

(臨床心理士 調)

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