職場の心理的安全性を高める「心理コンサルテーション」-福岡臨床心理オフィスの臨床心理士によるブログ-

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
7月に入り、夏ならではの強い日差しや湿度を含んだ風を頬に感じる日が増えてきました。

熱中症で救急搬送される人が、年々増加しているようです。
今年の4月からは環境省と気象庁による「熱中症特別警戒アラート」の運用がスタートし、危険な暑さから身を守るための情報が提供されています。
しっかりと水分・塩分補給をして、熱中症対策をしましょう。

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さて、毎回“こころ”に関する様々な話をお届けてしている当ブログ。
今回は、当オフィスが企業の総務・労務、人事担当者、管理職の方向けに行っている「心理コンサルテーション」について、お伝えしたいと思います。


心理コンサルテーションとは?

ここのところ、企業さんを訪問して管理部門の方とお話しする機会が数回続きました。

管理部門の方とは、例えば
・社員さんの採用や異動、昇進を考える人事課
・福利厚生や休暇取得のほかに給与計算を担当する経理も含めた総務課
などです。

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会社を訪問してみると、企業さんそれぞれに異なる空気感やリズム感、色合いを感じます。
それは、各企業が重ねてきた歴史や実績などに基づいて醸し出される、会社のカラーなのでしょう。

さて、私が企業さんを訪れて何の話をしているかと言えば、当オフィスが管理職や労務担当の方をサポートする目的で行っている「心理コンサルテーション」についての説明とご案内です。

・心理コンサルテーションとは
課題に直面している専門的職業人(コンサルティ)から相談を受けた、他領域の専門家(コンサルタント)が助言や方策を与え、その課題に対して間接的な援助を行うこと。

私たちが行う「心理コンサルテーション」では、それぞれの職場がもつ物語(会社の社風、歴史、組織の特色、人間関係など)に沿う形で、改善につながる道筋を考えていきます。

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心理コンサルテーションを始めたきっかけ

当オフィスには、企業に勤めている方が多く相談に来られます。
「会社の人間関係について考えたい」「自分のこころを見つめたい」「これからのキャリアをどうしようか」など、相談内容は様々です。

しかし、そこに共通して話題にのぼることがあります。
それは「管理職側のマネージメント力について」です。

管理職の方々がどのような人物であるかは、社員さんにとって大きな課題でしょう。
自分を伸ばしてくれた上司に感謝する言葉も聞くことがありますし、そこには、運・不運がつきものです。

私はカウンセリングでそういった話を聞いているうちに「視点を変えて、管理職側や労務担当者側の話を聞く機会がもっと多くても良いのでは?」と思うようになりました。

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理想的なのは“内側からの変化”

人間関係が悪化した場合、カウンセリングに来所するのは“より困っている人”や“行動力と考える力がある人”です。

それゆえに、会社で何かしらの問題が生じた場合、カウンセリングを受けに来られるのが部下の立場にある人というのも珍しいことではありません。
しかし、私たちが管理する側の方々の話を聞くことで、組織の中から健康的に変化してくれる方が、集団にとっては理想的でしょう。

・社員のストレスケア対策に不明な点が多い
・不適応状態の社員に対してどうサポートすれば良いのか分からない
・メンタル不調の社員に対する接し方に周囲の人が戸惑っている
・新入社員がすぐに辞めてしまう
・1on1ミーティングが上手くいかない

もしも当てはまる項目があるならば、ぜひ、当オフィスにお問い合わせください。

(臨床心理士 調)

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