こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
11月も残り数日となり、寒さが日に日に厳しくなってきました。
体調をしっかり整えて、何かと忙しくなる12月に備えたいものです。
さて、毎回“こころ”に関する話題を軸にお届けしている当ブログ。
今回は、友人と会うためだけの旅をしたお話を綴りたいと思います。
友人と会うためだけの旅
先日、新しい旅のスタイルに挑戦してみました。
題して「友人と会うためだけの旅」です。
7年前までに時々していた一人旅のスタイルは、他県で開催される学会や勉強会へ参加する際に、その近隣に住んでいる友人に連絡をして、短い時間会うというものでした。
私は以前、京都に住んでいました。そのため、関西圏に住んでいる友人がいて、日頃はなかなか会えません。
だからこそ、久しぶりに再会して夕食を共にしたり、宿泊したホテルのティーラウンジで話し込んだりするのは、短時間であっても非常に楽しくかけがえのない時間でした。
しかし、そんな時間は2020年からのコロナ禍の影響によって消えてしまいました。
私が学会で他県へ行くことはほとんどなくなり、友人が福岡へ来ることも少なくなりました。
その理由として、WEBで開催される学会や勉強会の質が上がっているからだと思い
コロナ禍で外出自粛など行動が制限されていた中で、私が決意したのは「コロナ禍が終わったら友人に会いに行く」ということでした。
今も、そう決意した時のことを憶えています。
ところが、2023年の5月に新型コロナウイルスが5類感染症へと移行されて制限が緩和されたものの、私自身はそれほど行動的になれないまま、日常のリズムの中で過ごしていました。
友人とのひとときでもらったエネルギー
そのような日々を過ごす中で、体調など色々な条件が整って「友人に会いに行く」と、自分の目的を明確にして旅に出ました。
今回、会う約束した友人は4人です。
2泊3日の中で4人それぞれと違う場所で食事を楽しみ、思う存分お喋りをしました。
4人の友人と会い、お互いの状況を生で確認するというのはエールを交換することであり、時間や労力、お金をかけてもおつりが十分来るものだと思いました。
「旅」というと、観光地巡りや名物の食べ歩きなどが中心になります。
しかし、時には「友人に会うためだけの旅」も良いかもしれません。
今回の旅で、かけがえのない友人とのひとときは、沢山のエネルギーをもらえる大切な時間であることを実感しました。
(臨床心理士 調)