こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
6月も半ばに差し掛かり、紫陽花が雨に濡れて鮮やかさを増しているのを見かけると、梅雨の訪れを感じます。
さて、毎回“こころ”に関する話題をお届けしている当ブログ。
今回は、6月から新しく始めた「子どもを心配する親へのカウンセリング」についてご紹介します。
親子のつながりを大切にするために
このカウンセリングは、まずは保護者を対象にしています。
「子どもが日常生活の中で困っている」「子育てに悩みを感じている」。
そんなとき、親が知識を得てより良い親子関係を築けるようになることを目的として、新設しました。
お子さんについて、見ていて気になることはありませんか。
たとえば、
- 集団生活や人間関係にうまくなじめない
- 不安が強く、初めての場所や人を避けたがる
- ちょっとしたことでケンカになってしまう
- 勉強への意欲が低く、やる気が見えない
- 不登校になっている
もちろん、これ以外にも「なんとなく気になること」がある方も、お話をお伺いします。
情報が多い今だからこそ、戸惑うこともあります
育児書やネット上の情報はたくさんありますが、それが逆に「うちの子には当てはまらない」と不安感を強めてしまうこともあります。
親として、最善を尽くそうとすればするほど、
「ちゃんとできていない気がする」
「こんな気持ちになる自分がいけないのかも」
と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
しかし、子育てはひとりで背負うものではありません。
気持ちを話せる相手がいるだけで、心が軽くなることがあります。
心理士と一緒に、今感じている戸惑いや悩みを、少しずつ整理していきませんか。
たとえば、
- 子どもとの距離感がうまくつかめない
- 子育てに自信が持てず、不安がつきまとう
- 子どもが相談に行きたがらないけれど、親として話を聞いてほしい
- 周囲には言いにくいことがある
- 夫婦で子育ての方向性が異なり、うまくいかない
といった悩みや不安に、一緒に取り組みます。
「こんなことを話していいのかな?」と感じるような内容でも、どうぞ遠慮なくお話しください。
誰かに話すことで、思いがけず気持ちが整理されたり、自分自身や子どもへの見方が変わることもあります。
子どもが安心して育つためには、周囲の大人が心身ともに健康な状態であることが大切です。
日々の中でふと感じるモヤモヤや不安を、抱えたままにしないで表現してみましょう。
こころの専門家として、私たちが寄り添います。
カウンセリングの詳細については、オフィスのホームページ内メニューからご覧いただけます。
ご興味のある方は、どうぞ気軽にのぞいてみてください。
(臨床心理士 調)