こんにちは。心地良い、秋らしい風を感じられる日が増えてきましたね。
美しく色付きつつある山々を見ると、心癒されるような、それでいて少し寂しいような気持ちにもなりますね。
どちらの感情もあり、揺れ動くものです。
■ 日常は “選択” の繰り返し
私たちは、朝起きてから眠るまで1日中 “選択” しています。
たとえば、その日の服装、朝食、朝見るテレビのチャンネル… 一日に数百回という選択 を繰り返しながら、生活しているのです。
では、どのような価値判断で選んでいるのでしょうか。“選んだ理由” をしっかり認識するのは、難しいかもしれません。
なぜなら、日常で繰り返して行動することの慣れや、自動的(無意識)に選択している場合も多くありますし、そもそも “どのような価値観でそれを選んだのか” を思い出して確認することは、意外に難しいものです。
■ 選んだ理由を認識して、自分の価値観を大切にしましょう
当たり前のように繰り返して選んでいる事でも、「自分がなぜそれを選んだのか」を時々振り返ってみると、そこには 信条や価値観 がありそうです。
あなたが大切にしている価値観を漢字の一文字で表わすとしたら、どのような字になりますか?
そんな風に各自が持っている「心の世界」について想像をしてみましょう。
たとえば 挑戦をするのか、それとも戦いを避けたい のか。
たとえば「変えたい」気持ちと「変えたくない」気持ち のどちらもあるとすれば、それらに公平に耳を傾けることが「心の世界」と素直に付き合うことになりますし、結果として 自己理解の力を引き上げる ことにつながるでしょう。
言うなれば、心の世界では AとBの異なる意見がぶつかる会議 が時々行われていて、その言い分を聞いた上で議長のあなたが判断している・・・そんなプロセスが繰り返されているのではないでしょうか。
「心の世界」について想像を巡らすと、あなたの価値観 がそこに息づいていそうです。
(臨床心理士 調)