こんにちは。いよいよ2019年も終わりに近づいてきましたね。
皆さまにとって、どんな1年だったでしょうか。
楽しかったこと、辛かったこと、幸せだと思ったこと…1年間で、色々な出来事があったことでしょう。
今回は、“自分をはげます言葉”について、お話したいと思います。
■不安に襲われている時…
私たちは、よく自分の心の中で対話をしているものです。
これを「内的対話」と言いますが、心の中に2人の自分…たとえば、一方は子供のように感情をそのままぶつける自分、もう一方は大人の立場で落ち着いてなだめる自分がいて、あれこれとやり取りをしながら考えることがあります。
そのような中で不安が生じて、小さなパニック状態になっている時や怒りでイライラしている時に、心の中で叫んでいる自分の言葉はどのようなものでしょうか?
「わぁー大変だ!どうしよう!?」
「信じられない!(あいつから)こんなことを言われた!」
「そもそも、この話はおかしいと思っていたのに、私はバカだ」
などでしょうか。
そんな時に、あなたは “自分自身を励ます優しい言葉” を持っているでしょうか。
「大丈夫、なんとかなる!」
「私はそれほど悪い人間ではない」
「私1人では無理でも、助けてくれる人がいる」
「今回の失敗も貴重な経験だ」
「私には、私だけの良いところがある」
このような “自分を励ます優しい言葉” は、いつも心に用意しておきたいものです。
■“優しい言葉”を見つけるポイント
では、自分に合う“優しい言葉”は、どうやって見つけたら良いのでしょうか。
大切なのは、自分にとって納得感がある言葉 だということです。
たとえば、
不安感が強い人なら「今までいろいろあったけれど、大丈夫だった」
自分に厳しい人なら「出来ることを、いつも努力している」
自分自身を卑下してしまう人は「私は良い子、色々な事を考えている人間だ」
もし見つけられない場合は、一度考えるのをやめて1日時間をおいてみましょう。
「明日やればいい。今日は忘れてしまおう」
そうすることで、気持ちが変わることも多いのです。
自分を励ます優しい言葉で、フォローしていきたいものです。
(臨床心理士 調)