「Microsoft Teams」を使用してのビデオ通話カウンセリング

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
初夏の風を、ふと感じる日が増えてきましたね。
風や花の香り、山々の色…季節の移り変わりを、五感でしみじみと感じたいですね。

さて、今回は当オフィスの新たな取り組みについて、ご紹介したいと思います。

 


■「Microsoft Teams」でのビデオ通話カウンセリング

当オフィスでは、対面カウンセリング以外の方法として “電話カウンセリング” を用いていたのですが、新たに「マイクロソフト チームス」を使用して、ビデオ通話によるカウンセリング を 5月からスタートしました。
今のところ、既に来ていただいたことのあるクライアントさんに利用していただいています。

九州の他県から来られている方にとっては、新型コロナウイルスの感染者が多い福岡県へ近付かないことがリスク管理になると思います。
また“対面を避けたい”という人にも良いと思います。

 

 

さて、実際にビデオ通話でカウンセリングを受けたクライアントさんの感想は…?

「表情が見えるので、話しやすい」
「ちゃんと言葉を伝えられている気がする」
「コミュニケーションがとれている実感がある」
「カウンセラーがいつもの場にいるのを確認できた」

というものでした。
興味深い感想で、カウンセリングの可能性 を感じられました。

では、これから先はビデオ通話カウンセリングで済ませられるのでしょうか?
ビデオ通話カウンセリングと対面カウンセリングの違い について感じたことを、次の章でお伝えしたいと思います。

 


■カウンセリングで感じとること

対面カウンセリングでは、クライアントの言葉だけでなく、雰囲気や “心の湿度” のようなものを感じ取っています。
自分の気持ちを言葉にすることができず、沈黙が続くこともあります。
対面カウンセリングは、クライアントのリズムに合わせて、じっくりと心の奥深くまでアクセス していきます。
そこへ至るまでの 心の動き も、雰囲気から感じられるのです。
ビデオ通話の場合は、沈黙を避ける傾向があるように感じられました。

 

 

また、心の深部までアクセスするための “安全で特別な空間” が必要です。
対面カウンセリングの場合は、当オフィスのカウンセリングルームですね。
ビデオ通話の場合は、環境によって中断されたり、クライアントさんの自室では誰かに聞かれるといった不安がぬぐい切れないようです。

対面カウンセリングの価値は、
「生身の人と人が、安全な場所で心の奥深くまでアクセスして、落ち着いて語り合える」
という部分でしょうか。

ビデオ通話でのカウンセリングを通じて、対面カウンセリングの重要性を再認識 しました。

 

今回の新型コロナウイルス感染拡大に関連して、言いようのない不安に襲われているなど、心が落ち着かない人も多いと思います。
話すだけでも、気持ちは大分変わりますよ。

当オフィスでは、前回のブログ「今、できること」でご紹介したような感染拡大防止策を実施しています。
まずは、お気軽にご相談ください。

(臨床心理士 調)

 

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