「HSP(HSC)の自覚と対処法-福岡臨床心理オフィスの臨床心理士によるブログ-

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
10月も後半に入り、朝晩は肌寒さを感じる日が増えてきました。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですので、お気を付けくださいね。

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さて、前回のブログでは「HSP(HSC)」の概念についてお伝えしました。
今回は、
「HSP(HSC)の自覚と対処法」について綴りたいと思います。


■思い返してみれば…

 

HSP(HSC)を自覚した最近の場面が明らかになってきて振り返ると、“そういう種類の過敏さが以前からあったなぁ”と、芋づる式に色々なエピソードを思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれません。

そこで、思い浮かべた“過敏なエピソード”に、感じた苦しさの程度によって点数をつけてきましょう。
そして、その過敏さを認めた上でコーピング(対処)をしていきましょう。

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いかがでしょうか?
あなたが苦しいと感じた場面に具体的な数値をつけることで、自分がどのような状況に過敏に反応するのかの傾向がつかめたのではないかとおもいます。
そしてそれらへの敏感さは、時間の経過や経験が度重なる事で慣れていったかどうかも大切なポイントです。

傾向が分かったところで、次は対処法についてです。


■過敏さは緊張や不安を生む

 

HSP(HSC)の方が苦しいと感じる状況に置かれている時、不安や緊張を感じています。その緊張や不安から自分を守るためには、緩めることが大切です。
それでは、不安や緊張を緩める方法について具体的にまとめたいと思います。

①リラックス技法を利用する

リラックス技法によって上手に緩むことが出来る=つまり、『心のバリアを張れるようになる』ことが大切です。
例えば、

  • 身体を緩める方法を覚える→マインドフルネスや瞑想をとり入れる
  • 香りの力でリラックス→マスク内にアロマスプレーをしてゆっくりと呼吸する、アロマミストで気分をほぐす
  • 環境を整える→足元を涼しくする(温める)、お気に入りのものを視界に入るように配置する、空気清浄機を設置する

などです。好きなお茶を飲むのも良いですね。
居心地が良いと感じるスペースを作ることで、過敏になっている自分を抑えられることでしょう。

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②人の言動に巻き込まれず、自分の軸を守るよう努力する

相手の発言の意味することをあれこれと想像して、否定的なストーリーを考えがちな場合は、相手と心理的な距離をとってその発言に影響されないように気をつけましょう。
そして、自分の考えをシンプルに伝えられる方法を身につけましょう。

③そこから離れる

時には、その環境から離れる決断を下しても良いと思います。
勇気がいるかもしれませんが、自分自身を守るために必要なことです。

あなたが、あなたらしく生きていく…「人生は自分のものである」とご自身で決断することを、願っています。

(臨床心理士 調)

 

 

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