言語化すると“自分”が濃くなる?-福岡臨床心理オフィスの臨床心理士によるブログ-

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
この冬は暖かい日が多いためか、春に咲く花が早めに開花している様子を見かけることが多い気がします。
とはいえ、まだまだ2月。寒さが厳しい日が続きますので、寒暖差で体調を崩さないように気を付けたいものです。

さて、毎回“こころ”のお話を軸に色々なテーマでお届けしている当ブログ。
今回は、このブログの更新日「2月9日(ふく)」にかけて、服に関連するお話をしたいと思います。

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服装選びは自分の歴史の積み重ね?

先日、ある女性ファッション誌を読んでいたところ、人気コラムニストと有名スタイリストの対談の中に興味深いメッセージを見つけました。

そのメッセージの大体の意味を思い出してみると、
「服装を選ぶ行為は、その人が物心がついてから生きている歴史分の積み重ねがあるので、“私には何が似合って、どのような服を着ると自分らしくなるのかを知っている”はず。だから、着ると“自分が自分である”と感じる服を分かるようになりましょう」
といった内容でした。

メッセージはさらに続き、より深い内容となりました。私なりに解釈し、お伝えしたいと思います。

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なりたいイメージ、好きなものを言語化する

“自分が自分であると感じる服”といっても、なかなかピンと来ないかもしれません。
その場合、「私はこういう服が着たい」「こういう服はいまいちなので選びたくない」など、自分自身の気持ちを知るためには短いキーワードで言語化することをおすすめします。

例えば、全体の雰囲気としてどうありたいか?を考えてみます。

トラッド、セクシー、アバンギャルド、ロマンチック、マニッシュ、スポーティー、カジュアル、ガーリー etc…

さらに具体的なものとしてキーワードを挙げるとすれば、

・パンツスタイルよりスカートが好き
・タートルネックはNG
・ジャケットは襟がないものが好き
・シャツは柔らかな素材が良い

など、自分が既に何となく気付いていることをきちんと言語化していくことで、あなたがあなたらしい装いにブラッシュアップしていきますよ。

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以上のようなことが、対談で語られていました。
この記事を読んだ時、私は思わず笑顔になりました。
なぜなら、これは当オフィスで発行している「じぶんトリセツノート」と同じ考えだからです。

どちらにも「自分に与えられた身体の特徴を知る」をベースにする視点が必要です。

服装で例えるとするなら、
・肌の色はブルーベースあるいはイエローベースなのか。
骨格スタイル分析ならば
・ストレートタイプ(筋肉があってグラマラス)
・ウェーブタイプ(骨が細くてスレンダー)
ナチュラルタイプ(骨格がしっかりした中性的ボディ)

なのか…。

もともと自分が持っている身体に気が付いていく…。似合う、似合わないを経験で知っていく。
そこに“なりたい自分”、“そうありたい自分”に方向付けていく考え方です。


自分のことを知るためにも言語化が大切

「じぶんトリセツノート」では、様々な質問を通して、自分の気持ちを言葉として表現することで自分自身について深く知っていきます。

対談で語られていたのは、まさに服装における“じぶんトリセツノート”を作るようなものだと感じました。
服装という、自分の身体の表面に着けるものも、言語によって“見える化”することで自分の意識が鮮明になり、自分へのお世話力をつけていくのは同じであると思います。

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身にまとうものが本人へ与える影響と、取り組みやすさを考えると「じぶんトリセツノート~装い編~」があっても面白いかもしれません。
自分自身のことをより深く知る手助けになる一冊として、作ってみようかな…と思いました。

(臨床心理士 調)

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