たとえ親子であっても、ましてや夫婦や恋人の間では
「この人なんで○○だろう?」「なんでこんなことも分からないのか・・・」
と思うことは良くあると思います
「私のことを分かってもらえない」「あなたのことが分からない」
という状態を、脳の“認知特性”という観点から考えてみたいと思います
“認知特性”とは、前々回の“学習法”でも述べましたが
「情報を理解・整理・記憶・表現する方法」「InputとOutputの方法」です
以下のように認知特性を分けるやり方があります
◎視覚優位者
・目から入る情報を処理する能力が高い
・頭に映像を描いて考えたり、記憶したりしている
・視覚的に全体をイメージして1度に多くの情報処理が出来る
◎聴覚優位者
・耳から入る情報を処理する能力が高い
・踏襲性を必要とする学習や語学など得意
・記憶を思い出すとき「音」で思い出す
◎言語優位者
・情報を頭の中で言語に置き換える
・物語の一文を記憶することや、語呂合わせ、エピソード記憶として覚えるのが得意
◎体感覚優位者
・内的世界で「感じる」事を優先するため、視線は下向きになる傾向
・文章を見て「やわらかい」「硬い」や、絵をみて「暖かい」「冷たい」など
体感覚に関係した表現を使う傾向がある
自分と相手の認知特性を知ることは、
今まで「なぜ?」と思っていたことに納得がいくことでしょう
そうすると、自分にも相手にも広い心を持てるようになると考えられます
認知特性の違ういろいろな人間関係で
お互いを理解したり、マイナス面をカバーしあうことが出来たらいいでしょうね
受付 有野