「眠る」こと

 

こんにちは。4月も半ばに差し掛かってきましたね。
新年度が始まり、新しい生活サイクルで疲労がたまっていませんか。

今回は、「眠り」についてお話ししたいと思います。
2月7日のブログ体をゆるめれば、心もゆるむ」の続きです。

 


■睡眠について

日本人は睡眠時間が短い傾向がある、というデータも出ています。
睡眠時間が7時間未満の人は、睡眠時間が8時間以上の人に比べて、約3倍風邪をひきやすい傾向 がある、との米国の研究があるそうです。
長めに眠らないと体が整わない人が、短い睡眠時間の日々を続けると、体と心に良くない影響が出てくる可能性がありますね。

 

 


■「夢」の役割

夢は、脳の整理に役立っている と考えられています。
1日で得た知識や経験したことを眠っている間に整理して、記憶したり、消去したりしています。

皆さんは、見た夢を覚えていますか?
大きく分けて
・どんな夢を見たのかすぐに思い出せる、夢に親和性があるタイプ
・夢を見ない(覚えていない)、夢との親和性がうすいタイプ
の2種類の人がいるようです。

“夢が心の状態を表す” という仮説もあります。
どんな夢を見たのか興味を持ち、その メッセージを受け取れる ようになると、自分の状態を客観的に観察できるようになるかもしれませんね。

 

 


■安心して「眠る」こと

良い眠りのリズムを確保できてしっかり眠ることができれば、心にも体にも良い影響を与えてくれそうです。
安心して眠りについて夢を見て、気持ちよく目覚められれば良いですね。
「眠り」は、自分にとっての“味方” でもあります。

ストレスがたまっていたり、心配なことがある時は、眠れないこともあるでしょう。
でも、眠れないことに対して神経質になっては、悪循環です。
心地よく眠るためには、寝具や環境を整えたり、お風呂に入って体温を上げる のも一つの方法です。

上手に「眠り」と付き合っていけたら良いですね。

(臨床心理士 調)

 

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