スポーツを始めるきっかけは?続けられるポイントは何でしょう?-福岡臨床心理オフィスの臨床心理士によるブログ-

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
9月も半ばを過ぎ、秋の訪れを感じさせる風を頬に感じる日が増えてきました。
秋と言えば、美術の秋、食欲の秋、音楽の秋、そしてスポーツの秋。
今回のブログでは「運動を始めるきっかけ」と「継続するポイント」について綴りたいと思います。

福岡の博多駅近くにある心理カウンセリング専門機関「福岡臨床心理オフィス」の臨床心理士によるブログです


■オリンピック、パラリンピックを観て

 

7月23日に開会式が開催された、東京オリンピック、そして8月24日からスタートした東京パラリンピック。日本はもちろん、世界中が注目する一大スポーツ大会をテレビで観戦された方は多いことかと思います。
沢山の方が見たであろうメジャーな競技から、知る人ぞ知るマイナーな競技まで、バラエティーに富んだ競技が行われました。

今回のようにスポーツから勇気やパワーをいただくと、久しぶりに運動を始めてみようと思ったり、以前経験したことがあるスポーツに再挑戦しようと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

心身の健康に「運動」が効果的であることは間違いありませんので、「最近は運動できてないな…」ともやもやしている方にとっては、自分が受けた刺激を行動に変えるチャンスかもしれません。
自分がテレビの映像から受けた刺激を、十分に思い出してみましょう。
心の中で、どんな声を上げましたか?
「格好いいな」「面白そうだな」「今からでも出来るのかな」「魅力的だな」「どんな景色が見られるのかな」など、さまざまな思いが巡ったのではないでしょうか。

どうぞ、あなた自身の中でくすぶっているものを投入できる先を、スポーツで探してみませんか。
行動するなら、オリンピックやパラリンピックで刺激を受けた今が良い機会かもしれません。

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■始めるなら、どんなスポーツ?

 

海で楽しむサーフィンやヨット、山の豊かな自然を全身で感じられる岩登り、穏やかな水の流れを楽しむカヌー、ビーチで見るバレーボール、風を切って走る自転車、河川敷でのランニング…。少し考えるだけでも、数多くのスポーツ(運動)が頭に浮かびます。
公園にあるバスケットボールゴールに向かってシュートを打ったり、休日に広場でサッカーや草野球を楽しむのも良いですね。
大人になって夢中になれるスポーツに出会えたとしたら、仕事場や家とは違う居場所が作れるかもしれません。

とは言え、「長続きしない…」という方もいらっしゃるかもしれません。
どうすれば、継続できるのでしょうか?

ここで、私自身の経験談をしたいと思います。
私は、2年前からピラティスを始めました。山登りに時々行きたいと思うからです。
友人から、「ピラティスを始めてから気力が上がり、姿勢が良くなって健康的になった」という話を聞いて興味を持っていたところ、良い先生に巡り合って週1回のレッスンに通っています。
ピラティスを始めてから、3カ月で身体の変化を感じられました。現在では、少々きついことも出来るようになり、筋力がついた実感があります。

きつい・しんどいは想定内で、だからこそ鍛えられていると理解しましょう。
そう言えば、知人に70歳を過ぎてから合気道教室へ通っている方が居ました。目的は、日々足腰が弱ってきている実感があり、それを鍛えて「人生の最後まで自分の足で歩くため」と言っていました。
その実現を見届けた私は、心の中で拍手を送りました。

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スポーツだけでなく楽器演奏などにも共通していることですが、まずは3週間、そして3カ月続けたら、身体と心に「良い感じ」という報酬(ごほうび)がやって来ます。
「全く動かなかった部分が、動くようになった」「同じことを繰り返し練習していたら、自転車に乗るように突然スッと出来るようになった」など、経験されたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
この「良い感じ」という報酬(ごほうび)が、継続できるポイントになりそうです。

(臨床心理士 調)

 

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