心理検査を受けてみたいですか?-福岡臨床心理オフィスの臨床心理士によるブログ-

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
3月に入り、春らしい暖かさを感じる日が増えてきました。街中でも可憐な花の姿を目にすることが多くなり、色鮮やかな姿に心を癒やされています。

さて、臨床心理士ならではの目線で“こころ”にまつわるお話をお届けしている当ブログですが、今回は「心理検査」「知能検査について綴りたいと思います。
というのも、心理検査に関するお問い合わせをいただくことが多いため、臨床心理士だからこそ対応できる当オフィスの心理検査についてお伝えしたいと思ったからです。
それでは、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

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「WAIS」「WISC」検査とは?

 

臨床心理士がもっている技術として、心理検査の施行や査定があります。
当オフィスでは心理検査の結果を、本人に丁寧にフィードバックすることで、クライアントさんから高い評価をいただいています。

よくお問い合わせいただくのが、知能検査のWAISとWISCについてです。
※WAIS(ウェイス)…世界で広く行われている成人用の知能検査。正式名称は「Wechsler Adult Intelligence Scale」
※WISC(ウィスク)…世界で広く行われている児童用の知能検査。正式名称は「Wechsler Intelligence Scale for Children」

当オフィスでは両検査ともに行っており、数週間以内には予約がとれる状況です。ちなみに検査日は、木曜日の午後となっております。

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知能検査は、クライアントさん自身に記述や作業していただく必要があります。そのため、クライアントさん自身のエネルギーも必要です。
また、「なぜ検査をした方が良いのか」「検査結果を踏まえて、どう利用するのか」など、クライアントさんにとって検査をするのに適したタイミングがあります。

当オフィスでは、カウンセリングを通じてクライアントさんの状況や困り感に合わせて、適切な時期に心理検査・知能検査を受けていただくことができます。
それにより、クライアントさん自身が自分の内面を把握する良い材料になり、それが自信に繋がったりするのです。また、検査で苦手な分野が具体的に数値化されることで、漠然とした不安(自分はなぜ出来ないのだろう…など)に「●●●だから苦手だったのか」などと、合点がいったりします。

 


自分のこころを「4つの窓」に分ける

 

心理学モデルの中に「ジョハリの窓」という概念があります。
これは、心理学者のジョセフ・ルフトとハリントン・インガムによって考案されたもので、自分と他人から見た心理的領域を4つの窓に例えて分類したものです。

自分も他人も知っている部分を「開放の窓」、自分は知っているが他人は知らない部分を「秘密の窓」、他人は知っているが自分は知らない部分を「盲点の窓」、自分も他人も知らない部分を「未知の窓」と分け、自己開示度が分かるものとなっています。

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心理検査は、この「秘密の窓」「盲点の窓」を「開放の窓」につなげていく手助けをするものだと、私は思います。秘密にしている部分を自覚して受け入れ、他人にも見せられるようになる──オープンマインドにすることで、人間関係を円滑にしたり、良好なコミュニケーションを図れるようになると考えています。
もちろん、カウンセリングにも「秘密の窓」「盲点の窓」時には「未知の窓」に触れる働きがあります。

 


臨床心理士の視点で丁寧なフィードバックを

 

心理検査・知能検査を受けても、その結果をどう生かすのかが大切です。
当オフィスでは、臨床心理士として長年の経験や技術があるからこそできる、検査の実施や面談、そして検査結果を受けての丁寧な評価(フィードバック)を心がけています。

実施している検査は「WAIS」「WISC」のほかに「P-Fスタディ」なども行っています。
※P-Fスタディ(欲求不満耐性テスト)…ストレス(欲求不満)が感じられる24場面のイラストの中に吹き出しが描かれており、自分が思う対処法を記入するもの。それらの結果から、本人の持つストレス対処の方向性を知ることができます。

その他にも、いくつかの検査があります。
各検査の料金については、こちらをご覧ください。

https://fukuoka-cp-office.com/price/

検査はカウンセリングを行ったうえでの施行となっています。カウンセリングによって、本人が希望される検査とは異なる検査をおすすめする場合もあります。
なぜなら、検査は「本人の役に立つもの」であることが重要だからです。検査結果を受けて「自分とどう向き合うのか」を知り、「自分の特性を生かす方向性」を模索することが大切だと思っています。

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クライアントさんの「検査の結果を知って、自分とどう向き合えば良いかが分かりました」という言葉は、私たち臨床心理士の励みにもなります。
心理検査・知能検査を受けたいと思っている方は、どうぞお問い合わせください。

(臨床心理士 調)

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