コロナ禍で小中学生の体力が低下しています~運動を習慣化するために~

こんにちは。福岡臨床心理オフィスです。
不安定な天気が続き、心身の不調を感じている人もいるのではないでしょうか。
そんな時には、以前のブログ記事でご紹介した「自律神経を整える生活」を参考にしてみてください。

さて、今回は長引くコロナ禍が小中学生の体力にも影響を及ぼしているという調査結果と同時に、大人の様子もお届けしたいと思います。

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新聞記事が伝えた「子どもたちの体力低下」

昨年12月24日付の毎日新聞に、小中学生の体力低下に関する記事が掲載されていました。
その内容は、2022年度の全国体力テストの公立学校に通う小中学生の都道府県別平均値と、生活習慣の変化に関するアンケートの結果を伝えるものでした。
記事によると、子どもたちの1週間の総運動時間の減少や生活習慣の乱れ、肥満の割合が上昇している背景として「コロナ禍の影響は無視できない」ともありました。

大人は体力測定が行われていないためデータは出ていませんが、各自がコロナ禍の日常生活を思い返せば、概ね子どもたちと同じことが起こっていると想像できます。

体力低下を予防するためには、生活の中に運動の時間をどう取り入れていくかを意識する必要がありそうです。

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運動を習慣化するために必要なのは?

大人たちの会話を聞いていると、40代以降でしょうか…。
「この頃身体がついてこない」「体力が低下している」「身体が資本だね」という言葉が交わされます。

ある程度の身体の強さを持った人は、過去に「身体は心が意図すれば勝手についてくる」と感じた頃があるかもしれません。それは20代の輝かしい頃でしょうか…。

さて、コロナ禍を経験した私達はより意識して身体を鍛錬した方が良さそうです。
臨床心理士の立場として、「心を穏やかに保つことで、その結果身体にも良いですよ」と伝えることは多いですが、その逆である身体を鍛えることで心が安定する経験も積んで欲しいと思います。

しかし「日常生活に運動習慣をプラスする」と口で言うのは簡単ですが、継続させるのはなかなか難しいものです。
自分自身の心と身体に相談して、どういう自分でありたいのかを明らかにしていきましょう。

何のために体力をつけたいのか、筋力をつけてどうしたいのか。そして、その実現のために「運動を自分に課していく」ことが大事です

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人によって、運動を習慣化させる方法はさまざまです。

例えば、私の知人の中には「自分でメニューを決めて運動すればいい」という考えの人がいます。決まった曜日に登山へ出かけて筋力を鍛え、自然と触れ合ってリラックスしている様子です。
トレーナーを付けたり集団レッスンに通ったりしなくても運動を習慣化できる人は、自律的な人かもしれません。
身体をトレーニングする事で、自分自身が思い描いた筋肉質な身体が結果として出来上がるのが楽しいと言う人もいます。

また、ある友人は24時間利用できるスポーツジムの会員になり、早朝に身体を鍛えていました。早朝に運動することがライフスタイルに合っていて、その日の終わりにはぐっすりと眠れたようです。

1人ではウォーキングが続かなかったけれど、友達と一緒にすることで「おしゃべりの時間」も楽しめる、と毎日必ず行けるようになった人もいます。

私は週に1回のピラティスに通うことが、今できる一番の方法です。決まった時間や場所、指導者、グループが、私が運動を継続するためには必要だと思っています。

自分の性格や生活スタイルに合った方法で運動を習慣化し、健康的な身体作りに励みたいものです。

(臨床心理士 調)

 

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